
新川優愛さんの生い立ち、テレビ好きの女の子が小学6年生で父に伝えた夢
2026年10月に始まったテレビ東京系のドラマ『妻を引退します』で、朝日奈央さんとW主演を務めた新川優愛さん。人気俳優の泉舞花を演じ、モデルの仕事でも長く雑誌の誌面に立ってきた人です。そんな新川さんの芸能生活は小学生のころの素直なひと言から動き出しました。
新川さんは1993年12月28日生まれ、埼玉県の出身です。小さいころからテレビが好きで、自分も画面の向こうに出たいと思い続けていました。
小学6年生のとき、新川さんは芸能界に入りたいという気持ちを父に話します。返ってきたのは、あっさりとした承諾のひと言でした。大きな反対にあうこともなく、新川さんはその後、事務所に入ります。
ただ、芸能界だけを見て学生時代を過ごしたわけでもありません。高校生のころの新川さんは、リハビリなど介護系の仕事にも興味を持ち、そのための勉強もしていたそうです。埼玉栄高校の同級生には、のちに体操男子日本代表となる加藤凌平さんがいました。
『長男の結婚』でドラマ初出演、新川優愛さんは16歳でミスマガジンのグランプリに
記録に残る新川さんの早い仕事に、2007年に始まった大塚製薬オロナミンCドリンクのCMがあります。2008年2月3日にはテレビ朝日の『長男の結婚』で大山亜樹を演じ、ドラマに初めて出演しました。このとき14歳です。
高校生になる前後の時期は、広告の仕事も重ねていきました。2009年から2010年にかけてはZ会の東大マスターコースの通信教育パンフレットに登場しています。2010年3月からは、アサヒフードアンドヘルスケアのMINTIAで、ミンティアガールズの埼玉県代表も務めました。
大きな節目になったのが2010年です。6月に『瞬 またたき』で桐野真希子の高校時代を演じて映画に初めて出演し、7月にはミスマガジン2010のグランプリを受賞しました。8月には『ミスマガジン2010 新川優愛』という映像作品も出ています。
この年の秋には、メ〜テレのドラマ『熱いぞ! 猫ヶ谷!!』で瀬崎晶を演じ、TBS『開運音楽堂』では第8代アシスタントを担当しました。舞台『アリスインデッドリースクール』では百村信子を演じています。ドラマ、映画、舞台、音楽番組と、16歳のうちに仕事の場所が一気に広がりました。
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ミスセブンティーンに選ばれたころ、『GTO』『ゴーバスターズ』で積んだ現場
2011年8月、新川さんは雑誌『Seventeen』のオーディションで「ミスセブンティーン2011」に選ばれ、同誌の専属モデルになります。ここから2015年6月号まで、誌面に立ちつづけました。同誌の夏の学園祭にも2011年から2014年まで参加しています。
モデルの仕事と並行して、ドラマでは少しずつ役を重ねた時期でもあります。2011年は東海テレビの『明日の光をつかめ2』で佐々木萌子を演じ、映画『行け!男子高校演劇部』では桂木舞を演じました。
2012年には関西テレビの『GTO』で上原杏子を担当します。その後のスペシャルドラマにも続けて出演しました。同じ年の12月には『特命戦隊ゴーバスターズ』Mission41で、早乙女レイカと怪盗ピンクバスターの役を演じています。映画『今日、恋をはじめます』の日比野さくら役もこの年です。
2013年には日本テレビ『35歳の高校生』で工藤美月を演じ、テレビ東京『衝撃ゴウライガン!!』では界ヒトミを担当しました。同じ作品のエンディング挿入歌「de-light」で、10月30日に歌手デビューも果たしています。舞台『鬼切姫-第二章-来るべき日』では主演の神崎亜依を演じました。
『銭の戦争』『恋仲』の2015年、新川優愛さんの名前が広く知られていく
2014年に入ると、連続ドラマの現場が続きます。TBS『夜のせんせい』の橘かえで、フジテレビ『水球ヤンキース』の藤崎玲です。同じ年の12月には映画『アオハライド』で村尾修子を演じました。CMでは、1月からリクルートのタウンワーク、11月から山崎製パンのまるごとバナナにも出ています。
転機と呼べそうなのが2015年です。1月からは関西テレビ『銭の戦争』で円あかねを演じ、7月からはフジテレビ『恋仲』で沢田一葉を担当しました。10月からの読売テレビ『青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない!〜』では能見美羽を演じています。
モデルの仕事もこの年に次の場所へ移りました。2015年6月号で『Seventeen』を卒業し、8月号からは『non-no』の専属モデルになります。その『non-no』は2021年6月号まで務めました。東京ガールズコレクションやGirlsAwardのランウェイにも、2014年ごろから繰り返し立っています。
さらに2015年10月からは、TBSの情報番組『王様のブランチ』でMCを担当しました。2017年3月まで続いたこの仕事で、演じる姿とは別の、自分の言葉で話す新川さんを見た人も多いでしょう。
24歳で『いつまでも白い羽根』に主演、続いた主役の作品たち
2016年から2017年にかけて、新川さんは出演作をさらに増やします。関西テレビ『お義父さんと呼ばせて』の花澤真理乃、テレビ朝日『グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜』の立花優子、TBS『IQ246〜華麗なる事件簿〜』の法門寺瞳。2017年には関西テレビ『明日の約束』で大宮奈緒を演じました。
映画では2016年の『全員、片想い「嘘つきの恋」』で麻菜、2017年の『めがみさま』でラブを演じ、どちらも主演を務めています。
そして2018年4月、オトナの土ドラ『いつまでも白い羽根』の木崎瑠美役で、ドラマに初めて主演します。東海テレビとフジテレビ系で放送された作品で、新川さんは24歳でした。同じ年の7月には『星屑リベンジャーズ』で楠本春を演じ、ふたたび主演を務めます。8月公開の映画『センセイ君主』では柴門秋香を担当しました。
2019年はNHKの『大富豪同心』で溝口美鈴を演じ、WOWOWの連続ドラマW『悪党〜加害者追跡調査〜』でははるかを演じています。2020年4月からは読売テレビ・日本テレビ系の『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』で、主人公の荻野爽を演じました。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』から『五十嵐夫妻は偽装他人』まで、広がる役の幅
主演だけでなく、作品を支える役でも新川さんの名前を見るようになります。2021年は映画『老後の資金がありません!』で後藤まゆみを演じ、WOWOWの『華麗なる一族』では小森章子を担当しました。
2022年にはNHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に藤井小夜子役で登場します。同じ年、NHK夜ドラ『カナカナ』の田所美咲、東海テレビ『個人差あります』の磯森苑子、映画『極主夫道 ザ・シネマ』の佳純も演じました。
2024年は、テレビ東京『95』の殿内弥生、読売テレビ『クラスメイトの女子、全員好きでした』の片山美晴と、連続ドラマへの出演が続きます。12月には『大富豪同心スペシャル』で、溝口美鈴の役にもう一度取り組みました。
2025年1月からはテレビ東京『五十嵐夫妻は偽装他人』で、塩野瑛久さんとダブル主演を務め、会沢真尋を演じます。7月からは中京テレビ『海老だって鯛が釣りたい』の沖田真美子、10月からは関西テレビ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』の新堂沙織を担当しました。大みそかの『孤独のグルメ2025大晦日スペシャル』には穂積亜紀役で出ています。
新川優愛さんの素顔は左利きのお笑い好き、書道は4段
画面の外の新川さんはどんな人なのでしょう。周りからは「ゆあちゃん」「ゆあ」と呼ばれ、利き手は左です。性格は単純でいじられやすいと紹介されていて、見かけによらずよく食べる人でもあります。
お笑いが大好きで、劇場にひんぱんに足を運ぶほどです。若手のコンビにもくわしく、NON STYLEの井上裕介さんやチーモンチョーチュウのファンとして知られています。趣味はゲームと食べること、読書、そしてホラー映画。憧れの女優には天海祐希さんの名前を挙げていて、親友は筧美和子さんです。
特技も多彩です。書道は4段の腕前で、バドミントン、バレーボール、短距離走も得意としています。
埼玉県出身らしく、埼玉西武ライオンズのファンでもあります。2022年には「ライオンズ獅子女デー」のアンバサダーに就任し、自らプロデュースした獅子女ユニフォームが配布されました。グルメやグッズのプロデュースも手がけています。2022年5月15日のベルーナドームと2024年6月12日の交流戦では、始球式にも登場しました。
人気俳優役でW主演の『妻を引退します』、新川優愛さんのこれから
2026年の新川さんは4月からテレビ朝日『余命3ヶ月のサレ夫』で藤野真莉を演じ、同じ役でTELASAの配信ドラマ『岩崎一樹は放っておけない』にも出演しました。8月からはMBS・TBSの『サタプラ』で、「日常に潜む!ピンチ脱出法」のレギュラーキャストも務めています。
そして10月5日、テレビ東京系のドラマプレミア23で『妻を引退します』の放送が始まりました。原作は赤石真菜さんの作品で、脚本を神田優さんが担当しました。新川さんが演じる泉舞花、通称イズマイは人気アイドルグループを卒業し、俳優に転身した人気者という設定です。朝日奈央さん演じる鮎川穂奈未とは幼いころからの因縁があり、舞花は穂奈未に強い嫉妬と執着を抱いています。
放送決定のコメントで、新川さんは「芸能界という特殊であり、遠くから見ると華やかな世界で渦巻く複雑な人間関係や過去の想いなどを表現していけたらいいなと思っています。」と語りました。
10代の女の子たちが挑むコンテストとの関わりも続いています。「2026 ミス・ティーン・ジャパン」ではアンバサダーが11回目となり、審査員も務めました。「2027 ミス・ティーン・ジャパン」の開催発表会にも、大会応援アンバサダーとして登壇しています。テレビが好きだった女の子は、次に夢を追う世代を見守る立場にもなりました。
写真: バイラチャンネル / CC BY 3.0 (Wikimedia Commonsより)


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