天真爛漫な笑顔と抜群の演技力で、今や日本を代表するトップ女優となった広瀬すずさん。
モデル出身でありながら、女優として確固たる地位を築き、ドラマや映画、舞台に至るまで幅広く活躍しています。
その透明感と愛らしさは、多くの人を惹きつけていますが、彼女のキャリアの背後には、決して平坦ではなかった道のりと、家族や仲間に支えられた努力の歴史があります。
今回は、広瀬すずさんの生い立ちとこれまでの軌跡を4000字にわたり詳しく紹介します。
目次
プロフィール
項目 | 詳細 |
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名前 | 広瀬 すず(ひろせ すず) |
本名 | 大石 鈴華(おおいし すずか) |
生年月日 | 1998年6月19日 |
出身地 | 静岡県静岡市清水区 |
身長 | 159cm |
血液型 | AB型 |
所属事務所 | フォスター |
家族構成 | 両親、兄、姉(広瀬アリス) |
職業 | 女優・モデル・タレント |
幼少期|静岡で育った少女時代
静岡市清水区に生まれる
広瀬すずさんは、1998年6月19日、静岡県静岡市清水区で生まれました。
家族は父・母、兄、姉の5人家族。姉は、後に女優として成功する広瀬アリスさんです。
両親はともに教育熱心で、特に母親は「子供たちには好きなことをやらせたい」という考え方の持ち主だったといいます。
そんな環境で、兄妹仲良く育ちました。
小学生時代のすずさん
小学校時代のすずさんは、スポーツが得意な活発な子供でした。
特にバスケットボールに夢中になり、地元のミニバスケットボールチームに所属。
当時から負けず嫌いな性格で、試合に負けると悔し涙を流すこともしばしばあったそうです。
「努力家で、一度決めたことは絶対にやり遂げる子だった」と、当時の監督は語っています。
家庭の事情と幼少期の苦労
広瀬家は、決して裕福とは言えない家庭環境でした。
父親は建築関係の仕事に従事していましたが、病気を患い入退院を繰り返す生活となり、後に家計は母親が支えることになります。
母親は昼夜働きづめで家計を支え、兄と姉も家事を分担しながら、家族全員で助け合って暮らしていたそうです。
こうした家庭の苦労が、広瀬すずさんの「努力を惜しまない姿勢」や「感謝の気持ち」を育んだとも言えるでしょう。
中学生時代|芸能界デビューのきっかけと決意
姉・広瀬アリスの存在
姉の広瀬アリスさんは、すずさんが小学生の頃にスカウトされ、芸能界入りを果たしています。
東京での仕事と静岡での学校生活を両立する姉の姿を間近で見ていたすずさんは、「自分は芸能界とは無縁」と思っていたそうです。
モデルデビューのきっかけ
転機となったのは、中学2年生の時。
姉・アリスさんが所属する事務所「フォスター」の社長が、すずさんに声をかけたことがきっかけでした。
母親に相談し、まずはオーディションを受けることを決意。
2012年、「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」でグランプリに選ばれ、本格的に芸能界デビューを果たしました。
この時、すずさんは「自分に何ができるのかを試したい」という強い思いを抱いていたといいます。
以降、静岡と東京を往復する日々が始まり、学校の友達からは「頑張れ!」と応援されつつも、忙しい生活に戸惑いを感じた時期もあったそうです。
高校時代|女優への転身と人気の爆発
モデルから女優業へ
Seventeenモデルとして活動しつつ、2013年にはドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。
2014年には、映画『クローズEXPLODE』でスクリーンデビューを果たし、女優業に本格的にシフトしていきます。
『学校のカイダン』で連ドラ初主演
2015年、ドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を果たします。
感情豊かな演技と力強いスピーチシーンは視聴者の心をつかみ、一気に「演技派若手女優」として認知されるようになりました。
朝ドラ『なつぞら』主演決定
2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』の主演に抜擢。
戦後の北海道を舞台に、アニメーターを目指すヒロイン・奥原なつを熱演し、平均視聴率20%超を記録する大ヒット作品となりました。
すずさんはこの作品で、地元の家族や母親への感謝を改めて感じたと語っています。
広瀬すずの女優としての成長と挑戦
映画『ちはやふる』シリーズでの成功
2016年には映画『ちはやふる』シリーズで主人公・綾瀬千早を演じ、原作ファンからも高い評価を受けました。
百人一首の札を取るシーンでは、撮影前からトレーニングを積み重ね、競技かるたの動きを完全にマスターしたことで知られています。
広瀬すずさんの「役作りへのこだわり」が一気に話題となりました。
映画・ドラマ・舞台への幅広い出演
『海街diary』『怒り』『三度目の殺人』など、是枝裕和監督や李相日監督の作品にも出演し、シリアスな役柄にも挑戦。
2022年には舞台『Q:A Night At The Kabuki』で本格的な舞台デビューを果たし、演技の幅をさらに広げています。
プライベートと素顔|家族愛と負けず嫌いな一面
姉・広瀬アリスとの関係
姉の広瀬アリスさんとは、非常に仲が良く、SNSでもたびたび2人のやり取りが話題に。
幼少期から「親友のような存在」であり、今も互いに励まし合い、時にはライバル意識を持ちながら切磋琢磨しています。
家族思いで親孝行
仕事が忙しい中でも、帰省時には家族との時間を大切にし、母親の誕生日にはサプライズプレゼントを贈るなど、親孝行な一面も。
「家族がいてくれたから、今の自分がある」と語っており、家族との絆は深いままです。
性格はサバサバ系
可憐なイメージとは裏腹に、性格は「サバサバしていて男前」と言われることが多く、バラエティ番組でも物怖じせず発言。
その自然体なキャラクターが、共演者やスタッフからの好感度も高い理由の一つです。
現在とこれからの広瀬すず
映画・ドラマに引っ張りだこ
2023年には映画『水は海に向かって流れる』や『ゆとりですがなにか インターナショナル』などに出演し、幅広い役柄をこなしています。
彼女の演技は年々進化を遂げ、「若手女優」から「実力派女優」へと評価が高まっています。
海外進出と英語力の強化
将来的には海外作品への挑戦も視野に入れており、英語の勉強にも積極的だと言われています。
国際映画祭への出席も増えており、日本を代表する女優として、世界での活躍が期待されています。
まとめ|努力を重ねる透明感女優、広瀬すずのこれから
広瀬すずさんは、
- 幼少期の家族との苦労と絆
- 自らの努力と負けず嫌いな性格
- 現場での真摯な姿勢と成長
を重ねて、現在の「トップ女優」としての地位を築きました。
「一つひとつの作品に全力で取り組む」という誠実さは、今後も彼女をさらに高みへと導くことでしょう。
広瀬すずの次なる挑戦と成長から目が離せません。
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