令和ロマンの生い立ちと結成秘話!次世代お笑いスター誕生までの軌跡

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『M-1』決勝進出9組が決定   令和ロマン

漫才とコント、両方で高い評価を受けているお笑いコンビ「令和ロマン」。

「高学歴芸人」として知られつつも、肩書きだけに頼らず、ストイックに実力を磨いてきた彼らは、現在、M-1グランプリやキングオブコントでも注目の存在だ。

一見するとクールな印象のある2人だが、その生い立ちやコンビ結成までの歩みは、苦悩と挑戦の連続だった。

この記事では、令和ロマン・高比良くるま、松井ケムリの少年時代から、大学時代、コンビ結成に至るまでの詳細を、できる限り掘り下げて解説する。


令和ロマンのプロフィールとコンビの特徴

まずは令和ロマンの基本情報をおさらいしよう。

項目 詳細
コンビ名 令和ロマン(旧名:魔人無骨)
結成年 2018年(NSC東京20期)
所属 吉本興業
ジャンル 漫才・コント
芸風 知性と毒を感じさせる言葉選び、哲学的なボケと理論的なツッコミ
活動拠点 東京(ルミネtheよしもと、劇場、テレビ、YouTube)

メンバー紹介

高比良くるま(たかひら くるま)

  • 本名:坪倉 良太(つぼくら りょうた)
  • 担当:ボケ・ネタ作り
  • 生年月日:1994年9月3日
  • 出身地:東京都練馬区
  • 学歴:慶應義塾大学法学部中退
  • 趣味・特技:映画鑑賞、読書、社会派トーク
  • 特徴:哲学的で観察眼が鋭く、独特の価値観から生まれるボケが魅力。

松井ケムリ(まつい けむり)

  • 本名:渡辺 翔太(わたなべ しょうた)
  • 担当:ツッコミ・進行
  • 生年月日:1993年5月29日
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 学歴:慶應義塾大学法学部卒業
  • 趣味・特技:散歩、喫茶店巡り
  • 特徴:理論派のツッコミで、コンビのバランスを取る役割を担う。

高比良くるまの生い立ちと少年時代

東京都練馬区生まれ、育ちは庶民的な家庭環境

高比良くるまさんは、東京都練馬区で生まれ育つ。

芸人という仕事のイメージからは意外にも、真面目な家庭で育ったと言われている。

両親は厳格というわけではないが「勉強と礼儀を重んじる」家風で、学校でも大人しく目立たないタイプの少年だった。

小学校時代は「引っ込み思案な優等生」

成績は非常に優秀で、小学校の頃から頭の回転は早かったそうだ。

ただ、当時は人前に出ることが苦手で、クラスの中心になるタイプではなかったという。

「自分の考えを紙に書くのが好きだった」というくるま少年は、作文や感想文を書くことを得意とし、その表現力はこの時期に培われたものだろう。

中学・高校時代でのお笑いとの出会い

中学時代は、やや内向的な性格だったが、お笑いにハマったことで大きな転機を迎える。

「ダウンタウン」「バナナマン」「ラーメンズ」など、シュールで知的なお笑いに魅了され、漫才やコントを分析するようになった。

高校では学業成績も優秀で、慶應義塾大学法学部に現役合格。

一方で「お笑いが本当にやりたい」という気持ちは日に日に高まっていたという。


松井ケムリの生い立ちと少年時代

神奈川県横浜市で育ったお坊ちゃま?

松井ケムリさんは神奈川県横浜市の出身。

周囲からは「お坊ちゃま育ち」とも言われるが、実際はごく一般的な家庭環境で育ったようだ。

「松井ケムリ」という芸名は、実家の家業(不動産業)と全く関係はないが、柔らかく親しみやすいキャラを演出するためにつけられたと言われている。

幼少期からの「バランス感覚」と「コミュ力」

子供の頃から空気を読む能力が高く、先生や友達からの信頼も厚いタイプだった。

母親は「翔太は本当に聞き上手」と語り、人の話をじっくり聞き、自分の意見をまとめて伝える力が秀でていたそうだ。

中高一貫校で優等生生活

進学先は、地元の中高一貫校。

成績は常にトップクラスで、法学部に進学するあたり、もともと弁護士志望だったという説もある。

それでも、お笑いへの興味はずっと持ち続けており、学園祭で漫才を披露した経験が「笑いを取る楽しさ」を感じたきっかけとなった。


慶應義塾大学での出会いと「お笑い道場O-keis」時代

2人は慶應義塾大学法学部に入学後、学内のお笑いサークル「O-keis」に入部

サークルには100人以上のメンバーがおり、漫才・コント・大喜利・モノマネなど、さまざまなジャンルで活動していた。

最初は別々のコンビで活動

  • 高比良くるまは、「理論的な漫才」を志向
  • 松井ケムリは、「聞き心地の良いトーク」を磨く

    最初は別々の相方と組んでいたが、「お互いの考え方や感性が合う」と感じ、コンビ結成を決意。

    ここから「魔人無骨(まじんぶこつ)」として活動を始める。

NSCには行かず、吉本のオーディションでプロの世界へ

大学在学中からライブ活動を行っていた2人は、吉本興業の関係者の目に留まり、オーディションを経て2018年に正式所属が決まる。

NSC(養成所)を経ずにプロになるケースは珍しく、「実力重視の選抜」として話題になった。

魔人無骨から令和ロマンへの改名

プロ活動のスタートと同時に、「魔人無骨」という名前がインパクトが強すぎることから改名を提案される。

改名の話し合いはかなり慎重に行われ、

  • 時代の変わり目「令和」と
  • 日本的な情緒「ロマン」を掛け合わせた「令和ロマン」が誕生。

「時代の先端を走りつつ、古き良きお笑いを大切にする」という意味も込められている。


令和ロマンのネタ作りとお笑い哲学

高比良くるまがネタを書き、松井ケムリが緻密な構成を行うという分担制。

ネタの特徴は、

  • 哲学的テーマ:「人間とは何か」「社会の違和感」
  • 毒を含んだ笑い:「皮肉」「逆説」を巧妙に盛り込む
  • 論理と論破の応酬:「ツッコミがボケを理論で崩す」構造

「ただ面白いだけでなく、見る人の感情を揺さぶるネタを作りたい」というのが彼らの信条だ。


M-1グランプリ、キングオブコントでの躍進

2019年〜2022年にかけて、M-1グランプリでは常に準々決勝・準決勝進出。

「高学歴芸人」という枠組みを超えた、純粋なネタの面白さでのし上がってきた。

キングオブコントでは、

  • コントならではの「世界観作り」と
  • 漫才の「理詰めな展開」を融合させた

    独自のスタイルで高評価を獲得。

「M-1決勝進出」「KOC決勝常連」へ向け、進化を続けている。


まとめ|令和ロマンの生い立ちが形作る「令和のお笑い」

高比良くるま、松井ケムリという2人の「知性」と「探求心」、そして「ストイックさ」が、令和ロマンというコンビの核となっている。

高学歴を鼻にかけず、あくまで「芸」で勝負する姿勢は、多くのファンやお笑い評論家からも高く評価されている。

今後は国内にとどまらず、グローバルなお笑いシーンでも戦えるコンビとしてのポテンシャルを持つ。

令和の時代を代表するコンビとして、さらなる飛躍が期待される。

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